三条市:作業工具
三条鍛冶の歴史は、一説では寛永2年(西暦1625年)出雲崎代官の大谷清兵衛が五十嵐川の氾濫に苦しむ農民を救済するため、江戸から釘鍛冶職人を招き、農家の副業として和釘の製造法を指導・奨励したのが始まりとされています。
明治初期には、和釘の生産を減らし、鎌、銚、小刀、庖丁、鋸などが中心になり、現在では、三条鍛冶の伝統を受け継ぐ包丁、利器工匠具、その鍛造技術を基盤とした作業工具を始めとし、測定器具、木工製品、アウトドア用品、冷暖房機器など、金属加工を中心とした金属産業都市・三条へと発展しています。