柏崎市:草生水献上場(くそうずおんじょうば)

今から1300年程前の『日本書紀』に、越の国(新潟県)から近江の国(滋賀県)の大津宮(現近江神宮旧跡)の天智天皇に「越の燃土、燃水とを献ず」という記述があります。
その場所が、西山町大字妙法寺草生水1072番地と言われ、現在でも西山町妙法寺に茶色く濁った原油が湧き出す池があり「草生水献上場」と呼ばれ日本石油発祥の地といわれています。
かつて村人は「かやの穂先」ですくい取り、灯油や防腐剤として使用していました。
「草生水献上場」では現在でも石油、ガスの発生を見る事が出来、毎年8月に開催される『草生水まつり』の採油式はここで執り行われます。
この地域は、明治初期から昭和初期にかけては、多い時で年間300万tもの石油が産出され、「西山油田」として日本三大油田のひとつに数えられるほどでした。
所在地:新潟県柏崎市西山町妙法寺
お問い合わせ:西山町事務所 地域振興課
TEL:0257-47-4010
