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粟島浦村:やす突観音

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平安時代後期の康和年間 (1099~1104)の夏の夜に、漁に出かけた釜谷の六造という者が、海底に不思議な光を見つけました。
六造は、「良いものなら一やす、悪い物なら二やす。」の掛け声でヤスを突き立てたところ、一突きで上がったのが人間ほどの大きさの十一面観音像でした。
この像は「やす突観音」として内浦の観音寺に祭られ、島民のみならず、北前船の船人らにも霊験あらたかな観音様として信仰されてきました。

この観音像は、1998年から2年がかりの本格的な修復作業がおこなわれ、平安時代中期の作であり、その見事な作風から重要文化財に匹敵すると評価されました。

また、観音像があがった岬は「仏崎(ほとけざき)」と名付けられ、今も海草が生えず、漁の網を入れない聖地とされています。